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平成30年6月定例会

県政に対する一般質問・議案に対する質疑

6月29日に下記について質問いたしました。

骨髄移植を推進するための民間事業所に対する支援策について→【知事】【教育委員会教育長】
(1)県内のドナーの登録状況
(2)骨髄移植が必要な患者の状況
(3)鳥取県の骨髄移植の実態、あるいは県内の移植実施病院の実績

健康、医療及びスポーツにおける新常識に追いついていない世代への周知について→【知事】【教育委員会教育長】

マイクロバブルの県内の取り組み状況と普及、導入について→【知事】


森雅幹:(登壇、拍手)

 会派民主の森でございます。

 通告に従いまして、3点にわたって質問をいたします。

 まず、平成25年3月に引き続いて、骨髄移植の推進について質問をいたします。

 骨髄バンクは、1989年、私的な東海骨髄バンクとして、日本に産声を上げ、1991年12月に公的バンクとして、財団法人骨髄移植推進財団が設立をされました。
私と骨髄バンクの出会いは26年前、一緒に勤務する友人が、体調を崩し入院したことからの始まりでした。
白血病でした。
いわゆる不治の病。
できたばかりの骨髄バンク、当時はドナー登録者が約3万人でしたけれども、このバンクに登録をしたが、結果的にはドナーは見つからず、病状が悪化して、移植の希望を持ちながら亡くなってしまいました。

 以来、骨髄バンクを広める活動を始め、97年のボランティア団体、鳥取県骨髄バンクを支援する会の結成にもかかわり、現在まで活動を行ってまいりました。
これまで、私ども鳥取県骨髄バンクを支援する会に対し、県当局8名、日赤の血液センターの皆さんに御理解と御協力をいただいていることに、この場をかりて厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございます。

 今では、ドナー登録者は約48万人、バンクを通じた骨髄移植の実績は約2万2,000件に至っております。

 そこで、県内の状況について、県内のドナーの登録状況、骨髄移植が必要な患者の状況、鳥取県の骨髄移植の実態、あるいは県内の移植実施病院の実績、以上について知事の答弁を求めます。

 この骨髄移植を必要とする血液の病気は、年間約1万人が発病をし、化学療法などで約8,000人が治癒をし、残る2,000人が骨髄バンクに最後の望みをつないでおります。

 現在では、患者がバンクに登録すれば、ほぼ全ての人にドナー候補者が5人ないし6人見つかる状況であり、実際に移植まで、平均130日間ほどかかりますが、このドナーコーディネート期間も短縮されている状況にあります。

 しかし、コーディネート中に問題が生じ、最終的に移植に結びつくのは、登録患者の6割でしかありません。
4割の方は病状が悪化し、移植を待たずに、移植ができない状況がございます。

 患者の理由で移植ができないのは仕方ありませんし、また、ドナーの健康上の理由でコーディネートが終了してしまうのは仕方がありませんが、途中でこのコーディネートが終了した理由で、ドナーの健康以外の理由が約7割に上っております。
その理由として、1番目がドナーの都合がつかない、これが43%、2番として、ドナーとの連絡がとれない、手紙は届いているはずなのですが、連絡がとれない、これが35%、3番目として、家族の同意がない、9%、住所不明が2%、本人の不安や迷いがあるなど、こういったものが非常に問題であります。
この率を下げていくことが、コーディネートの成功率を上げることにつながることであります。

 この移植推進施策として、多くの市町村で民間事業所に対し、従業員が骨髄ドナーになるため、休みをとりやすくするための施策を実施しています。

 鳥取県は小さな県のため、県として、この施策がとれないか知事に伺います。

 大要2点目であります。

 昔と変わった新常識についてということで質問をいたします。

 私が高校生の時代、運動部におりましたけれども、どの運動部でもウサギ跳びが、筋肉のトレーニングあるいは懲戒的なこととして行われておりました。
また、トレーニング中は水を飲んではだめというようなことで、中学、高校と過ごしておりました。

 ところが、現在では、ウサギ跳びは膝関節を痛める、運動中は積極的に水分補給という、こういうようにスポーツ科学も大きく進歩をして、常識も変わっております。
また、心肺停止のときの対応で、心臓マッサージプラス人工呼吸でしたけれども、現在は心臓マッサージだけでも非常に効果があるということで、心臓マッサージだけでもやってくれというようなこと、あるいは予防注射で注射をした後は風呂には入ってはいけないということだったですけれども、入って差し支えない、こういった健康や医療やスポーツといったところで新たな新常識が広まっておりますけれども、そういったところで追いついていない世代対策について、知事、教育長の所見を求めます。

 大要3番目であります。

 マイクロバブルを利用した事業推進について伺います。

 日本独自の技術としてマイクロバブル、ファインバブルが開発をされ、既に試験研究段階を終え、さまざまな分野、医療、環境、農業、水産業、洗浄、そういったことで実践を要されております。

 鳥取県にはいろいろな試験場がありますが、各試験場での取り組み及び県内の実践の取り組みはどのようになっているのか、マイクロバブル利用の県内普及、導入について、知事の見解を求めます。


平井知事:(登壇)

 森議員の一般質問にお答えを申し上げます。

 まず、骨髄移植につきまして、お尋ねがございました。

 患者の状況、それからドナー登録の状況等々でございます。
議員のほうから、以前の御同僚のお話がございましたけれども、やはり私ども社会全体で、こうした骨髄移植によって助かる命、そして、健康を取り戻す体があるとすれば、私どももその道筋をつけていかなければなりません。
森議員におかれましても、ドナーバンクにつきまして、個人的にも大変御尽力をいただいているところでございまして、だんだんと状況は一歩一歩改善しつつあるかなと思うのですけれども、ただ、まだまだ道のりは遠いというのが現状ではないかと思います。

 現在、患者さんはバンクに登録されている方で13名いらっしゃいまして、移植を受けられた方が117名、そして、県内のドナーの登録は2,561名いらっしゃいます。
これは、大分ふえてきまして、大体、県で平均10.9ということでございますけれども、全国が8.5ぐらいのレベルでありますので、全国をかなり上回ってきているというような状況かなと思います。

 また、骨髄移植につきましては、血縁間で74件、また、非血縁間で104件と、そういうデータでございます。

 現在、取り組みされている、そういう指定をされた病院ということでは、鳥取大学附属病院、それから米子医療センター、さらに、このたび鳥取県立中央病院も加わりまして、3病院、県内にあるという状況であります。

 議員のほうからは、民間企業で骨髄ドナーが休みをとりやすくするような施策ができないかと、こういうことでございます。

 ドナーとなりますと、骨髄移植のために大体8日前後ぐらい、やはり平日休んで行かなければいけないわけでございまして、長期、そういう休暇をとれるということが前提になります。
我々、公務員レベルでは県もそうでありますけれども規定がございまして、この骨髄移植のための特別な休暇が認められているわけでありますが、民間企業で、必ずしもそれが当たり前になっているわけではございません。
中には、例えば王子製紙さんのように、10日以内で休暇を認めるという、大企業だからかもしれませんが、そういう骨髄移植休暇というものを認めている事業所もございますけれども、特に中小企業も多いところでありますので、それに対しては何らか方策が必要ではないかということでございます。

 傾聴に値するお話でありまして、結論から言えば、当初予算に向けて検討させていただきたいなと思いますが、例えば休業補償のようなことであるとか、今、例えば男性の育児休暇のための補助制度をつくらさせていただいたりしてまして、中小企業でそういう休暇がとりやすくするようにということでありますが、同様なことを、この骨髄移植でも考える必要があるかなと思います。
本県、まだそうした制度がございませんので、検討させていただきたいと思います。

 それから、次に、ウサギ跳びのお話がございまして、従来そうだと思っていたものが、健康とかスポーツでいろいろ見方が変わってきていると、そういうものにどのように対処したらいいのかと、こういうことでございます。

 例えば心肺の蘇生法でも、心臓マッサージだけでもいいというのが、今の救急の常識になってきていまして、以前のような気道を確保してどうのこうのとか、一連のものと言い切れないようになってきておったり、先ほど、ウサギ跳びのお話もございましたけれども、水のこともそうでありますが、従来の常識と変わってきているわけです。

 我々、教育委員会とちょっと別の領域で言えば、例えばお年寄りになると肉よりも魚を食べたほうがいいみたいな、そういう常識めいたこともありましたけれども、最近の研究では、肉と魚と同じ程度とらないと筋肉がもたない、つまりいろいろな運動能力が低下しまして、それがかえって介護発生の原因になるということにもなるわけでございます。

 こんなようなことをわかりやすく、例えば運動療法の世界とか、あるいは学校現場であるとか、スポーツの人たちの間等々で、それぞれに広めていかなければならないのだというふうに思います。
トレーニングのやり方でも、いろいろと従来とは違う面もあるし、それぞれ人によってやはり考えなければいけない、いろいろな課題があるのだなというふうに思います。

 先般、名前の中に聖の字が入っている橋本聖子さん、この間もちょっと申しましたけれども、実は、スポーツ医学的なことを話に南部町に来られたのですね。
その話が、非常に内容の深いものでありまして、余り多く知られているわけではないと思いますけれども、御本人はあれだけメダルをとったり、五輪で活躍されていますが、腎臓病で小さいころから病弱だったと。
そういうわけで、例えばいろいろな発作のようなことがあったりするわけでありまして、呼吸器不全症のようなこともある。
それで、ステロイド系の薬剤を投与しなくてはいけないわけですね。
ただ、それがオリンピックに出ようと思うとドーピングにひっかかってしまうようになっている。
だんだん最近も厳しくなってきまして、それで、どうしたらいいかということでいろいろ工夫をされたのだそうですけれども、結局、栄養のことだとか体質改善、そうしたことを大分されたわけで、予防医学であるとか、スポーツ生理学であるとか、そうしたことを駆使して、ああいうオリンピック選手としての活躍や、また後進の指導もそれを活用されているということであり、先般の韓国平昌でのオリンピックで、日本のスケートが物すごいメダルをとりましたけれども、そうしたことの背景には、従来の常識的なスポコン物語みたいな世界等とは違った、いろいろなアプローチが今あるのだそうであります。

 ですから、従来の常識とかにとらわれず、こうしたことに向かわなければなりませんし、そのためにそうした新しい考え方があるよということを、改めて啓発していく必要があるなと思います。

 最後に、ファインバブルにつきまして、お尋ねがありました。

 これについての所見はどうだろうかということでございます。
これは、さまざまな活用があるわけですが、ファインバブルというのは、要は細かい泡ということですね。
それもマイクロレベルだとか、ナノレベルだとか、本当はいろいろな泡の大きさもあったり、手法の違いもあるわけでありますが、これを活用して産業用とか衛生健康管理等々に使えないかという、そういう多用途のものが広がり始めています。

 本県でも、実はこの技術を試験場等でも生かしていることもございますし、活用している企業さんも出てきているところであります。

 例えばファインバブルの泡を何にするかということでありますが、ここで窒素を入れる。
窒素の細かい泡を使うと、そうすると酸素が追い出されるわけでありまして、酸化が進まない。
したがいまして、それによって、例えば鮮魚などの鮮度保持につながってき得るわけでございまして、そうした使い方もあるでしょうし、また、酸素のファインバブルであれば、これを養殖の魚などに使ったりすることで、成長を促進したりすることも可能でありますし、そうした生育環境を整える効果も出てくるわけです。
また、これが単なる空気のファインバブルであれば、これをぎゅっと吹きつけることで、その圧力、衝撃力で洗浄することも可能でありますし、また、実はこの空気のファインバブルをつくりますと、マイナスイオンになりますので、汚れを吸着する、そうした意味で洗浄用に使えるということがあります。
ですから、例えばNEXCO西日本さんなども、トイレなどで、こうしたものを活用する、そんなことを始められたりしています。

 私どもでも、例えば産業技術センターとアサヒメッキさんとが協働しまして、それで、開発した技術、新商品というのがあるわけですが、それはアルミのメッキの表面のところですね、ここにファインバブルを活用することで、界面活性化を起こす、そして、その仕上がりをきれいにする、こんなように技術に活用したりしているところであります。

 いろいろと用途はあるところでありまして、本県としても県内での普及、導入、そのための試験研究などにも取り組んでいるのが実情であります。


山本教育委員会教育長:

 森議員の一般質問にお答えを申し上げます。

 ウサギ跳びの話がございましたが、私も森議員と同世代でございますので、全く同じことを思いながら質問を聞かせていただきましたけれども、特にスポーツをやられる方に対する啓発も必要ですけれども、我々の教育行政といたしましては、子供たちの指導に携わる者について、こうしたことについて啓発をしっかりしていくということが肝要であるというふうに思っております。

 県の教育委員会のほうで、子どものスポーツ活動ガイドラインというのを、平成25年度に定めておりますが、ここの中で指導者としての心構えの一つとして、こうした自分自身のこれまでの実践や経験に頼るだけではなくて、新しい知識や科学的な指導方法、また、スポーツ外傷、障害の予防方法などについて学び、身につけ、それを実際の指導の場で生かすことが必要であるということを申し述べておりまして、これは実際に中身が伴わないといけませんので、そうしたことについて、研修会を年に何回か、これは運動部活動の顧問だけではなくて、外部講師の方でありますとか、スポーツ少年団の指導者の方なども含めて、そうした研修会を設けておりまして、こうした中で新しい知見なども紹介しながら、こうした新しい対策などについて、話をさせていただいているというような実態でございます。

 こうしたこと、緊急の場合の対応あるいは体罰について、そうしたことの内容も含めて、指導に携わる者に対して、しっかりと啓発を引き続き行っていきたいというふうに考えております。


森雅幹:

 順番を入れかえまして、昔と変わった新常識についてということで、先に話をさせていただこうと思います。

 ちょっとぼやっとした質問だったのですけれども、常に新しいことに目を向けていくということが、非常に重要だというふうに思っています。
特に先ほど教育長のほうからありましたように、子供たちと接していて、特にスポーツを指導していらっしゃる方々、ちょうど今、ワールドカップやっていますけれども、勝つことが全てだというような形で、スポコン的な運動部活動みたいなことを一生懸命に、または親も一生懸命なので、とにかく小学生の時代からスポコンでやっていくというようなことが行われている実態があるのだと思います。
特に子供たちの中では、スポーツ少年団は、土日しかできないというようなこともあって、土日が全部それに埋まり、普通の日は塾に行ってみたいな感じで、子供たちがほぼそれに支配されているような状況があると、私の近所でもそういうふうになっています。

 そこで、いわゆる新常識ということで、今回、スポーツ庁が新たなガイドラインをこの3月に出しました。
そこでは、週に2日以上の休みをとる、それから、2時間、3時間以上の練習は連続してやらないとか、いろいろなことの新しいガイドラインを出しました。
あくまでもガイドラインですので、それに従う必要はないのですけれども、続けて練習をすることによって、事故が起きやすい時間帯があるとか、いろいろな新しい知見が盛り込まれた指針であります。

 そこで、私はウサギ跳びという話をしたのですけれども、ウサギ跳びはもう今、どこもやっているところがありません。
これは常識になってしまって、ウサギ跳びはもうやっていない。
今のスポーツ庁が出したガイドラインが新しい常識になって、続けて練習するよりは休んだほうが効果があるのだという常識が広がれば、これはみんな休むと思うのですけれども、まだまだ、そういった常識が広まってなくて、続けて重い練習をやらないとだめなのだと。
例えば筋力をつけるためには筋肉破壊を起こして、筋肉が傷んで、痛くなって、そうならないと筋肉繊維は大きくならないのだというような常識から、そういうことをやり過ぎるとかえってだめなのだと、間にもうちょっと小さい圧を加えてやることによって、より筋肉が大きくなるのだというような新常識がどんどん出てきているのです。
先ほど教育長がお話しになった指導者への指導のそういった場面で新常識をどんどんどんどん広めていただきたいと思っているのです。
それにあわせて部活動の休暇、休みというのが広まっていくということにもつながっていくと思うのですけれども、そういった形でやっていただくというふうにならないでしょうか。


山本教育委員会教育長:

 森議員から、重ねて御質問を賜りました。

 スポーツ庁の出したガイドライン、先ほど、県のガイドラインのお話をしましたけれども、実は、休養日といいますか、休養をとることについても、既に県のほうでガイドラインという形で示させていただいて、国に先行する形でそういうものを設けていたわけでございますが、まさにそのとき、ガイドラインをつくるときの知見の中にも、やはり適度に休んでいくというほうがいいのだという、そういう知見をもとにつくらせていただいております。

 ガイドラインということでしたが、このたび、国のほうでガイドラインが出されましたので、県の方針として取り組みを強化しようやということで、各市町村も含めて通知を出させていただいて、今、鋭意、それぞれ各学校、各運動部活の顧問あたりに周知をされて、そうした週に2回、平日と土曜日、日曜日のいずれかを休むというようなことも含めて、取り組みが広がってきているところでございます。
こうしたことを、いろいろな場で説明をし、また広げていく必要があるというふうに思っておりますが、あわせて練習時間が短くなることに伴い、予想されるいろいろなデメリットもあるわけでございまして、勝負にこだわり過ぎるのはいけませんが、やはり勝つというのは、子供たちにとっても一つの大きな練習の成果があらわれる場というようなこともありまして、勝つか負けるかという部分も大事にしていかなければならない場面もあろうかというふうに思います。
そういった意味で、効率的な練習というのはどうあるべきなのかといったようなこともあわせて、追求していく必要があるのではないかなと思っております。
そのあたりは、この議場でも紹介したことがありますが、いろいろな関係者の方々の意見を聞きながら、部活動のあり方全般について、今、整理をしておくところでございまして、また、その整理の結果なども含めて、先ほど申し上げました研修会の中で紹介しながら、そうした取り組みが広がっていくように努めてまいりたいと考えております。


森雅幹:

 ぜひ、その取り組みを強めていただきますように、お願い申し上げます。

 次に、マイクロバブルを利用した事業推進についてということで、知事のほうから丁寧に、マイクロバブルとはどんなものかみたいなことまで、説明をいただきました。

 私は非常に、このマイクロバブル、ファインバブルというものに、実は期待をしています。
いろいろな産業にこれが使える、また、これが日本発の技術であって、世界に先駆けていろいろなことができるのではないか。
それからまた、余り費用がかからないということで、県内の小さな企業でもこういったものに取り組めるのではないかということで、試験場でこういったことをどんどんやっていただいて、こんな効果があるんだよということをどんどん示していただきたいなと思っている次第です。

 特に洗浄のお話も触れていただきましたけれども、ファインバブルで洗浄ができるということは、界面活性剤を使わないということですので、これは環境にとっても非常にいいことにつながります。
そういった意味で、ぜひいろいろな試験場を通じて広める取り組みといったものをやってほしいと思います。

 トットクラインさん、これは鳥取の会社ですけれども、現在、米子市漁協の施設を借りて、ヒラメとサバを陸上養殖されています。
そこでは、酸素のファインバブルを使って養殖をしておられまして、現在までのところ1.3倍から1.5倍ぐらい早く出荷ができる。
早く大きくなるという意味ですよね。
そういった効果が出ているのだというようなお話も伺いました。
そういうような取り組みが、県内各地でいろいろなところで、やられるようなことが必要だなと思っています。

 また、常任委員会では兵庫県のほうに、これはイチゴ栽培ですけれども、イチゴ栽培の液肥に酸素を入れる、ファインバブルを入れる試験をやっておられまして、これは昨年は効果がはっきりと出たのだけれども、ことしは数字として効果がまだはっきりとあらわれていないというお話でした。
もう明らかにイチゴの草丈や根は全然大きい状態、コントロールといって、ほかのファインバブルを使っていないところと比べると大きくなっているということが明らかだったのです。
その差は大きくなるけれども、実はたくさんできるかどうかということは二次的な問題ですので、そこがちょっとことしははっきりしていないというお話だったのです。
農業についても、非常にこれは効果があるというふうに思います。
特に葉物、そういったものについては、水耕栽培でなくても液肥とかという形にすれば、ファインバブルを使った農業ができるなというふうに思いました。

 また、こういったものについても、試験場でとにかくやってみせるということが大事だと思いますので、ぜひ、取り組みをお願いしたいと思います。

 先日、米子高専に行きました。
米子高専の校長先生、氷室昭三先生と会ってまいりました。
氷室昭三先生はファインバブル学会連合の副理事長さんで、いわゆるファインバブルの会の重鎮であります。
この方が九州の佐賀高専から、おととし米子高専に転勤して来られました。
この方が米子高専におられるということで、ぜひ、この方と一緒に中海のしゅんせつくぼ地の水質改善、そういったものに向けて、このファインバブルを使うと。
先生は有明海で実験をされておりまして、その実験の中では効果がはっきり出ていると、そういった映像もネットの上では見ることができます。
そういった実績を受けて、鳥取県としても中海でそういった事業に取り組むべきだと考えますが、知事の所見を求めます。


平井知事:(登壇)

 ファインバブルにつきまして、重ねてお尋ねがございました。

 この用途はさまざま広がり得るわけでありまして、今、氷室先生のお話がありましたけれども、ちょうど権威がこちらに着任されていることもありますので、いろいろとそれを活用して幅を広げていければというふうに思います。

 先ほど、トットクラインさんのお話がありましたけれども、例えば境港の三光さんでも、キジハタの養殖をしていますが、そこでもこういうファインバブルを入れることによりまして、キジハタ養殖を前進させることで活用中でございますし、また、アサヒメッキさんのみならず、例えば大村塗料さんでも、やはりこのファインバブルを活用して、キチンナノファイバーの生成に活用しているというようなものもございまして、いろいろと多用途に広がるものであろうかというふうに思います。

 そういう中、洗浄の効果を活用して、中海のくぼ地のしゅんせつされたところ、そこをどうするかということもございます。
これにつきましては、氷室先生ももともと九州のほうにおられましたので、あちらで実証実験をされたことをありますし、最近でも、福岡県の遠賀川の河口堰の貯水池におきまして、やはりファインバブルを活用しての浄化の実験ということもしたりしているところでございます。

 これは効果があるかどうか、やはり実証しながら進めなければなりませんし、中海はかなり巨大でありますので、くぼ地の大きさもそこそこ大きいものでありますから、どういうように使い得るかということを、まずは実験してみるということなのではないかなと思います。

 実は、これは米子高専さんでされることを、また資金的にも応援しながら、実証実験をしてみようかということで向かいかけたのですが、ちょっとできなかった事情もありまして、これから、また、氷室先生を初め御関係の方とも相談させていただいて、来年度以降の事業採択での実証実験、これを目指してはどうかなと思います。
関係者ともよく調整させていただければというふうに思います。

 やはり広いですし、必ずしも全部きれいになるわけではないわけでありますが、いろいろやり方もありましょうし、ちょっと工夫してみる必要があるかなと思います。
以前、ジェット水流を起こして中海をきれいにしようという御提言もあって、実はやってみたのですけれども、米子湾であれを入れて、こうやって水流を起こしてやってみたのですが、結局、結果から申しますと、確かに一定程度の浄化はあるのですが、かなり限られた範囲にとどまってしまっている。
それで、塩水によって成層ができますけれども、その塩水成層を破壊するところまでパワーがなかったと。
だから、結構、こういうふうなものはお金もかかるのですけれども、やはり相手が大自然なものですから、必ずしも投資に見合った効果が得られるとは限らないわけです。

 したがいまして、ファインバブルもいろいろな技術に応用できますけれども、まさにくぼ地しゅんせつで使えるかどうかは、まずは実証実験をしてみて、その効果を見るということから始めるのかなと思っています。


森雅幹:

 中海の話ですけれども、確かに昨年ですかね、米子高専から、そういったファインバブルでの実証実験ということが出ていて、どうも米子港の事情でちょっと事業ができなかったというようなことは伺っています。

 ことし、それがもう一回出されてくるはずだったというようなことも聞いているのですが、学内の事情でことしは違う実験に変わっているということなのですけれども、私としては、これはまた別枠ということも、ぜひ考えていただいて、今、500万円の実証実験事業をやっているのですけれども、それとは別の事業だというような事業立てしてでも、ぜひ取り組んでいただきたいということはちょっと申し上げておきたいと思います。

 骨髄移植の話に戻ります。

 きょう、議長のお許しをいただいて、ドナー候補者の職場の皆様へという資料を議場内で配付をさせていただいております。
これは、骨髄バンクが出している企業向けの、ドナーが勤務している先へ向かってのパンフレットでございます。

 この一番後ろを見ていただきたいのですけれども、上の表であります。
上のグラフなのですが、登壇してお話を申し上げましたが、多くの候補者が都合つかずで終了している。
このコーディネートが終了した理由で、真ん中の上ですけれども、ドナーの理由で終了したのが93%、患者の理由で終了したのが7%、患者の理由というのは病状が悪化して、寛解というのですけれども、ドナーの症状が落ちついているときでないために終了してしまったのが7%、ドナーの理由で終了してしまったのは93%、その93%のうち、ドナーが病気とか、そういったことでだめだったのが34%、それ以外の理由、健康理由以外が66%もあります。
その66%のうち、都合がつかないのが43%、ここには育児中のためとか、仕事が忙しくてだめだとか、こういったことが非常に大きな理由になっていますし、それから、連絡がとれない、ここに小さい字で書いてあるのですけれども、手紙は送ってあって、これはバンクのほうには戻ってこない、本人には多分届いているはずだけれども、連絡がつかない、これが35%、家族の同意がないのが9%、こういうような状態でして、せっかくドナーになろうという形で実際に登録されているのですけれども、患者さんは何とかここでドナーを見つけて移植をしたいということで、患者さんも登録されているのですけれども、実際にはこうやってドナーの都合がつかない、あるいはこんな手紙が来ているけどなと思って投げてある。
こういったことで、移植に結びついていないものがたくさんあるという、この実態の中で、何とか移植の数をふやしていく、表に戻っていただければいいと思うのですけれども、下から4行目ほどですね、移植を受けられる方は6割にすぎませんというふうに書いてあります。
骨髄バンクに最後の望みをかけて登録したとしても、6割の方しか移植に届いていない。
4割の方は結局、移植を待たずにというような形になっているということから、何とかこの一番後ろの都合がつかない、連絡がとれない、こういった人たちを何とかしたい。
そういった意味で、先ほど知事のほうからは、来年度予算で検討したいというお話がありましたので、ぜひお願いをしたいと思います。

 ドナー本人に対してという場合、あるいは企業に対してという場合、両方あると思います。
ぜひ検討をお願いします。

 あわせて、公務員の皆さんは法律でドナー休暇制度ができているのですけれども、例えば県の関連団体の皆さんは全部できているのでしょうか。
そういったことについても、ぜひ対応をお願いしたい、そういうふうに考えています。

 鳥取県はドナーとして登録ができるのは、対象年齢18歳から53歳までなのですけれども、55歳になると定年になって、取り消しをされてしまいます。
ですから、毎年、毎年、万の単位の人たちが定年を迎えて消えていくという形になっています。

 鳥取県は知事からもお話がありましたように、現在、1,000人当たり10.94人のドナー登録があるのですけれども、一番多いところは沖縄の36.42です。
実に鳥取県の3倍以上、隣の島根が16.57というような感じで、全国何位かということはちょっとはっきりしないのですけれども、全国平均はたしか8.55で、東京が5.幾らなどという状態です。
そういった面からは全国平均よりは上にあるのですけれども、県別に見るとそんなに上ではないというようなこともあって、ぜひ啓発とか、そういったことが必要だと思うのです。
そのあたりもあわせて、知事いかがでしょうか。


平井知事:(登壇)

 森議員から、重ねて骨髄移植につきまして、御質問をいただきました。

 今、お話にありましたような多角的なアプローチがやはり必要でありまして、1つには、今、最後のところでおっしゃった啓発、多分これが一番重要なのかもしれません。
パイをふやしていかなければいけない。
年間4万人ぐらい卒業していくという状況でございますので、若い方々にも入っていただく必要があるわけであります。

 今、10.94とはいえ全国平均を上回っていても、充足しているかというと、現実はまだ受けられない方がたくさんいらっしゃるというのが現実であります。

 鳥取県内では、今、中央病院の近くの赤十字の血液センターとか、それから、イオンの日吉津であるとか、何カ所かそうした骨髄ドナーバンクの登録のステーションが設けられていまして、これまでもドナーバンクを応援しようという、森会長を初め、関係の皆さんが啓発活動をされていますが、ぜひ、これはタイアップしながら、そうした啓発を進めていければというふうに思います。

 例えば教育機関にも協力をしていただく、これは18歳からまた登録が可能になりますので、そういう意味で献血と同じように、名乗りを上げていただく、登録をしていただくということもありましょうし、また、市町村など、そうした地域の基礎的自治体等とも一緒になって、これを啓発していかないといけないことだと思います。
これはまた関係者とも作戦を相談させていただいて、展開を強めていければというふうに思います。

 また、基礎的なそういう環境づくりということから言いますと、移植の体制でありますとか、先ほど申しましたように、中央病院も、このたび非血縁者間での移植につきまして、平成28年1月に認定を受けるということになりました。
症例数がまとまってきまして、こういう運びとなったわけでありまして、県内3カ所、そういう機関もあるわけであります。
できるだけ、こうした受け皿を今後も活用していくように、私どももその指定を受けようというところには協力をしていったり、対応を考えていかなければならないと思います。

 やはり症例をどんどんふやしていって、いろいろこういう形で多くの方々のデータがあります、都合がつかなくてうまくいかないというのもたくさんありますから、できるだけそうした施設をまずはつくっていくことも大切だろうと思います。

 そして、議員からのお話がございましたが、企業さんでも、このドナーとして骨髄移植に協力をいただけるように、職場あるいは御本人のことも含めて、そこの一番最後のページにたしか書いてありました。
そんな一定の所得補償といいますか、そうしたことなどの事業化も新年度考えてみたいと思います。


森雅幹:

 啓発といいますと、このドナー集めの会をやるときに、私も一生懸命ビラを一緒にまくのですけれども、骨髄移植というと、骨髄と脊髄がやはり一緒になっていまして、この脊髄からとるのでしょう、すごく痛いのでしょうという話を一番聞きます。
骨髄というのは、皆さんにも知ってほしいのですけれども、骨の中の髄です。
この手の骨の中にもある骨髄です。
とるのは一番大きい骨のこの腰骨、ここは腸骨といいますけれども、その腸骨に注射器を刺して、その中から血液状のものをとったのが骨髄でして、どの骨の中にもあるのですけれども、一番大きい骨の腸骨からとるということでやります。

 そういったことさえも、いわゆる常識としてなっていなくて、ぜひ、そういった啓発も含めてお願いをしたいと思います。

 これは教育長を答弁者に指定していませんでしたので、教育長から答弁は求めませんけれども、学校教育の中ででも、こういった普及啓発の話を、命を守るということで、ぜひやっていただきたい。
私どももそういった授業に講師という形であれば、協力したいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。

 今、40代の半ばが実は一番たくさんドナー登録をしていまして、55歳になって、私も定年になってドナー登録から外れているのですけれども、55歳でどんどんどんどん、これは定年で外れていきます。
45歳のこのピークがこうやってどかんと、定年に達してしまいますと、一気に48万人が減っていくということになります。
若い人たちにいかに登録をしてもらうかということが、非常に課題なのです。
そのためにも、学校教育や県としての啓発ということが大事だと思いますので、ぜひ、そういった意味で啓発をしていただきますようにお願いをして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。