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平成29年11月定例会

県政に対する一般質問・議案に対する質疑

12月15日に下記について質問いたしました。

県立美術館について→【知事】【教育長】【教育委員会事務局理事監】
(1)美術ラーニングセンターの検討状況及び学校との関係

弓ケ浜海岸侵食対策について→【知事】【県土整備部長】
(1)現状及びメカニズムについて
(2)国交省の要望への対応について
(3)河口閉塞対策について

弓ケ浜大山展望施設の建設について→【知事】

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森雅幹:(登壇、拍手)

 通告に従って、3点について質問をいたします。

 まず、県立美術館についてであります。

 これまで県立美術館建設を、また内容の充実を求めて、2度ほど質問をしてまいりました。
本年3月にようやく基本構想が確定をし、倉吉市ラグビー場に建設することが決定いたしました。
そもそもの基本構想検討委員会の案になかった美術ラーニングセンターが教育委員会の議論の中でつけ加えられました。
教育委員の皆さんの決断に、大いに敬意を表するものであります。
美術館と学校との連携を提案してきた私としては、こういう形で具現化されることを大変うれしく感じております。

 美術ラーニングセンターは、多分ですが、全国どこにもなく、鳥取県立美術館を最大に特徴づけるものだと思います。
その意味では、よそにお手本はなく、鳥取県でつくり育てていかねばなりません。
その意味で、私の期待する美術館像の延長線上で、美術ラーニングセンターについて、教育長と議論をしてまいりたいと考えております。

 社会が大きく変化する中で、社会が求めている人材像は、マニュアルどおりに正確に実行する者から、課題を見出し、他者と協力しながら、たとえ困難であっても、解決に向け努力する者を求めております。
そこで、2020年からの次期学習指導要領では、主体的、対話的で深い学びという記述で表し、全ての教科で取り組むことを規定しております。
これまでアクティブラーニングという形で推奨してきたものでありますが、総合学習だけでなくて、全ての教科での取り組みが求められるというところが大きな特徴であります。

 そこで、私は、美術ラーニングセンターの機能について、以下の提案をしたいと考えております。
1番目として、美術、図工科目に矮小化せず、全ての教科に通じるアクティブラーニングセンターと位置づけること、2番目として、美術作品を題材にしたプログラムを開発すること、3番目として、教育センターの研修機能も一部担い、各学校の全ての教科の先生のアクティブラーニングの研修を行う。

 そのために、1つとして、美術ラーニングセンターの準備室をつくり、美術、図工に限らない教員を配置をすること、2番目として、早期にプログラムを開発すること、3番目として、少人数でのプログラム実習を補助するボランティアを育成すること、4番目として、早期に出前授業及び教員研修を開始すること、5番目として、美術館の施設として、ワークショップスペース、作品展示スペースの確保をすること。

 以上の提案について、美術ラーニングセンターの検討状況及び学校との関係も含めて、教育長の所見を求めます。

 2番目として、弓ケ浜海岸侵食対策についてであります。

 富益地区の砂浜海岸は、さきの台風の影響で、北側の離岸堤部分を除き、人工リーフ設置の砂浜は大きくえぐられ、砂浜の背後の松の保安林の根まであらわになるほど侵食が進みました。
また、県管理の和田地区の砂浜海岸も、地元で長らくとんど祭りを行ってきている近くまで侵食が進み、地元の皆さんは、このままではとんどさんができなくなるのではないかと大きな不安を持っていらっしゃいます。

 こういった中、知事は現状を調査し、早速国交省へ、早急に養浜及び人工リーフの離岸堤化の促進を要望されたところであります。
昭和35年から国の直轄工事が始まり、皆生海岸、三柳、夜見、富益地区へと直轄工事区域が広がってきておりますが、弓ケ浜海岸侵食の現状及びメカニズムについて、及び国交省の要望への対応について、知事の所見を求めます。

 現在は、国交省直轄工事区域は皆生海岸から富益海岸までとなっておりますが、このままでいきますと、県が管理している和田・大篠津地区の海岸侵食は時間の問題だと考えられます。
対策には多額の費用が見込まれ、県管理の地区を国直轄工事に移管を進めるべきだと考えますが、知事の所見を求めます。

 次に、河口閉塞対策についてであります。
美保湾に排水する河川が米子市内に14本ございます。
台風や冬季波浪により、たびたび河口閉塞が起こっております。
特に夏場は排水が腐り、異臭を放ったり、害虫の発生源にもなっております。
台風時には砂浜に大量のごみが打ち上がりますが、河川にも大量のごみが逆流する現状であります。

 対策は、そのたびごとに建設機で開削が必要でありますが、予算が絡むことで一筋縄ではいかず、対症療法でしかありません。
河口閉塞の河川はいずれも市町管理と思われますが、全県的に多数存在すると考えられます。
日吉津村の海川排水路のような河口閉塞しない施設をつくることができないか、知事の所見を求めます。

 大要3点目であります。
弓ケ浜大山展望施設の建設についてであります。

 大山遙拝所の整備が計画をされております。
弓ケ浜海岸の湾曲と美保湾越しの大山の眺望はすばらしく、県民の誇りであります。
夏の日の出は大山のシルエットの中、美保湾上を光の道が走ります。
夜は、月が上れば、美保湾上を光の道、ムーンロードができます。
太陽や月は南の空を回りますので、基本的に北に海のある山陰では、このように見えるところは非常に貴重な場所であります。
大山、美保湾を全国に売り出す大きな資源になると考えております。
しかし、残念ながら、米子市民や境港市民も国道431からだと松の保安林で見えず、知らない人が多いのが実態であります。

 そこで、駐車場整備にとどまらず、利便施設、例えば、レストランあるいは喫茶店、あるいは道の駅などができないのか。
また、こういったことをPFIで導入して実行してほしいと考えておりますが、知事の所見を求めます。


平井知事:(登壇)

 森県議の一般質問にお答え申し上げます。

 私のほうには、まず、弓ケ浜の海岸侵食につきまして、何点かお尋ねがございました。
弓ケ浜海岸の侵食の現状の把握やメカニズムはいかがになっているのか、また国交省への要望の状況、さらに和田・大篠津地区の国管理移管の可能性、こうした点につきましてお尋ねをいただいたところでございます。

 これにつきましては、いろいろと御案内のような事情がありまして、ことしは台風災害で、特に波浪被害が大きかったです。
これは、西のほうでは、この弓ケ浜のところに顕著にあらわれましたし、東のほうで言えば、賀露港の中で船が岸壁にぶつかるといった、非常に強烈な一波の状況もあって、過去になかったような、そういう波が立った状況でもございました。
したがいまして、その災害復旧に今、全力を挙げているところであり、議員も御指摘ございましたように、国土交通省のほうにも参りまして、要請をさせていただきました。
11月13日に国交省、石井大臣にお会いをさせていただき、その後、担当の局長のほうに詳細な状況と要請もさせていただいたところでございます。
この点については、議員のほうから、あるいは会派からもたび重ねてお話もいただいており、今、鋭意作業をしているところでございます。

 メカニズムがどうなっているかということは、長年のそうした養浜事業なり、また離岸堤の事業なりで調査もしてきて、だんだんとわかってきているところがございます。
もとはといえば、議員も御案内のように、夜見島というエリアでございまして、あそこは陸続きではなかったところであります。
そこに日野川から流れてきた鉄穴流しと言われるたたら製鉄のあの影響でございますが、そうした砂が積もってきたのではないだろうか、これだけが全部かどうかはわかりませんが、一般にはそういう言われ方をしています。
それで、一つの半島として、天橋立の巨大版ができ上がってきているわけであります。
ですから、もともとの形状からして、結構潮が回っているということが推測されるわけです。
なぜあれが島になっていったかといえば、そちらのほうを削って、中の中海のほうに波がやってくる、そういうぐらいの動き方をしている。
それが現在つながっていますけれども、結局日吉津のほうから、東側からの波が強い、それで削ってくる。
その削ってくるのがずっと弓ケ浜半島に沿っていくわけであります。
東から西のほうに漂砂、砂が漂って流れてくる、そういうことが結局、浜が削れてくる原因になるということです。

 わかってきたのはこれだけでなくて、さらにその削った漂砂が境港のほうに流れているわけでありまして、よく境港管理組合でも問題になるのですが、あそこのマリーナのところは、逆に砂がたまってしまって閉塞してしまうということがあるわけでありまして、流れた砂は、今度は西のほうにたまっていくという、そういうことが同時に起きている中で砂が循環しているわけです。
ですから、そうしたメカニズムに沿った対策をとる必要があることになります。

 これは、今日に始まったわけではなくて、御案内のように、非常に歴史、沿革のある対策事業ということになります。
と申しますのも、もとは昭和9年、室戸台風のときに、そのときにはやはり大きな波がございまして、それで皆生温泉の給湯施設、これが破壊されて水没してしまったということがございました。
また、昭和17年には、同じように波に洗われて、浜が取れてくる、これによって金魚亭という施設がやはり水没してしまうということになりました。
これは、戦前にとどまらず、昭和30年には3度にわたりましてこういう侵食被害が続き、それで、当時の清風荘、これのすぐ間近まで迫ったわけです。
この辺は議員もよく御案内の事情だと思います。
それで、地元の人が総出で土のうを積んだりして、そこを守りました。

 おととしに、太田大臣がお見えになったときだと思うのですけれども、皆生のほうにお見えになって海岸事業をごらんいただいたとき、案内に立たれましたのが松月のおかみさんでいらっしゃいますけれども、この松月さんとか、あとはそうした松露ですか、そういう昔あった施設、そういうところ等がやはりほとんど波にさらわれかけて、今でも厳しい思い出として頭に刻み込まれているわけであります。
こういう激しい波浪被害というものが顕著にあった地域でありまして、全国でも初めて直轄による海岸事業がスタートしたわけです。
これは、実は、皆生海岸がそうした国直轄の海岸事業の第1号でございました。
当初は河口付近で、日吉津側も含めた工区でやっていましたが、それが順次延びてきているということでございます。

 今回の波浪被害につきましては、おととい緊急養浜事業を終えまして、富益のところにはもとの浜の形状が戻ってきています。
そのほかにも皆生工区のところの緊急養浜事業もこれまでに済ませております。
そうやって、とりあえず削れてしまったところは、直して復旧をさせていただいてきたところであります。

 議員の御指摘のところは和田・大篠津工区のところでありますけれども、これは現在、県管理になっています。
実は、これはここ10年ぐらいずっとモニターしているのですが、その浜の長さ、これは120メーターございますけれども、そのプラス・マイナス5メーターぐらいで出たり入ったりという形でありまして、実は、削れてきていないのですね。
御案内のとおり、今回はあそこの工区のところも浜崖風になりましたけれども、それも今は復旧している、もとに戻り始めている状況になっています。

 何となれば、流された砂がたまり始めるのがあの辺なものですから、こちらのほうの一生懸命離岸堤をつくって頑張らなければいけないところと若干趣が違うようであります。
その辺の解明は必要かもしれません。
例えば、富益の工区のところでは、ここ10年ぐらいの間に16メーター、セットバックしています。
それと比べますと、あちらの和田、大篠津のほうは安定的になっているということでありまして、ですから、サンドリサイクルをやっていく範囲内の事業規模なのかもしれません。

 ただ、いずれにいたしましても、これは、実は前回、11月13日に国交省へ行ったときも、先方とも担当が残りまして話をしておりますが、今すぐ直轄化しなければならないほどの状況ではないのかもしれないと見られます。
実際その富益の工区が、では今度でき上がった場合に、隣に影響するかもしれませんし、これからもよくウオッチをした上で、今後も継続的に対策を講じてまいりたいと思います。

 海川排水路のように、河川の河口のところの砂による閉塞がないような、そういう仕掛けはできないかと、こういうことでございますが、これは、詳細は県土整備部長から、メカニズムも含めて御説明を申し上げさせていただきたいというふうに思います。

 先般のときも、私ども県管理の河川で、やはり砂がたまるということがありまして、それをかき出して排除させていただき、もとに戻しております。
実は、これは、ここの皆生海岸に限らず、どこでもあります。
この辺でもございますし、由良川のところは、もう通っていただければ、必ずあそこにちょっと砂がたまっている様子がごらんいただけますし、日野川自体ももちろんそうでありますし、さらに言えば、潟湖みたいな、ああいう形状の地形が生まれるのは、まさに同じメカニズムで砂がたまるからでございまして、全国あちこちにこういうことは起きているわけでありますが、今、どこも実は妙案がないというのが実務の状況であります。
したがいまして、これは地道に河川の手入れをするということをしながら、今後いい知恵を全国的にも考えていくということかなと思っています。

 次に、美保湾の展望施設につきましてお尋ねがございました。

 これにつきましては、ちょっと場所のいろんな意味合いの変更はありましたけれども、美保湾の展望の駐車場のところ、あそこに国立公園の整備の事業として、こうした休憩施設、トイレと展望施設を設けるというようなことで今、動いているわけでございます。

 議員がおっしゃるように、景勝地でございますし、皆生の中で同じような施設はこれまでもありますけれども、どうしても温泉街のビルに隠れてしまうとか、眺望としてもいま一つというところはありますが、あそこだと見渡すものもちょっと境港のほうになりますので、ざっと見ると、あの水木しげる先生が愛しておられたような大山が見える美保湾の風景になります。
先ほど月の光の道のお話がございましたけれども、そういうような意味で、日の出であるとか、いろいろと楽しめるところではないかと思われます。

 そこを生かしてコンセッションやPFIということで、午前中の続きのような気がいたしますが、なかなかこれはうまくいくかどうかということが、またあるわけでございます。
実は、同じようなアイデアは今までもございまして、例えば布勢の運動公園にレストランをPFIでやろうとか、また、燕趙園の前に中華のレストランがあったらいいなということから、では、それをPFIでやろうとか、いろいろと過去もチャレンジはしてきています。
ただ、うちの場合はどうもうまくいかないですね、やはり人口規模のことなどもあるのかもしれません。

 ただ、あのあたりは431沿いにレストランなども各所にあったりしますし、民間の事業者のどういう思いがあるか、見立てがあるかというのは、ちょっと我々もはかり知れぬところがございますので、きょう御提案がありましたので、商工会議所であるとか地元の市であるとかに少し御意見も聞いてみたいと思います。

 ただ、なかなか事業化するとなると、担ぎ手もいなければいけませんし、採算が合うかどうかということもございますので、あと地域規制の問題もございますので、研究をさせていただきたいと思います。


山口県土整備部長:

 それでは、私のほうから、河口閉塞対策につきまして補足の答弁をさせていただきたいと思います。

 先ほどから知事の答弁にもございましたように、この河口閉塞対策というのが非常に全国的にも問題でございまして、これだという決め手がないというのが実情でございます。

 県におきましても、これまで一時期、河口閉塞対策といたしまして、河口部に導流堤と申しまして、海のほうに堤防を長く突き出すということをやって、川の手前側を塞がないようにしようということを行っておりましたけれども、設置しましたこの堤防のようなものの構造物の周辺は、今度はそこが掘れていくということで、逆にまたほかの海岸部分に悪い影響を与えるということもございまして、現在は、こういった構造物対応を行っておりません。
そして、現在では、河口に堆積した土砂を除去いたしまして、また改めて養浜等を含めてサンドリサイクルに使うというふうな形で対応しているのが実情でございます。

 議員御指摘のとおり、美保湾のほうには14河川が流れ込んでおりまして、12河川が米子市の管理、2河川が県の管理でございまして、どちらの河川とも1週間に1回ほどのパトロールを行っておりまして、この河口の閉塞等の状況なども把握している状況でございます。
そこで何かございましたら、この河口の閉塞を取って、水を流すということをやっておる状況でございます。

 議員御指摘の海川の農業用の排水路でございます。
これは、先ほどの県が行いました離岸堤のように、海から突き出したものでございますが、この施設につきましては、先ほど知事が申しました国の直轄事業、これによります離岸堤の整備の前の段階でこの水路が設置されたものでございまして、逆にこの水路の、海川の排水路の機能を損なわないように、離岸堤で後で計画をして整備をしたというものでございます。

 しかしながら、他の河川の状況は、先ほど知事が申しましたように、これまでずっと国のほうでも整備してきておりますので、離岸堤でありますとか人工リーフ、これによって、今ある一定のピッチで海岸を守るような設計になっておりまして、ここに改めてこういうふうな長いものを突き出したものを置きますと、これまでの離岸堤などの機能を損なうという可能性があることから、調査は必要でございますけれども、非常に難しいものではないかと思っております。

 したがいまして、現状では、全国の海岸を含めました河口閉塞の状況をまた見つつになりますけれども、当面はしっかりとこのパトロールを県と市が連携いたしまして把握を強化する、そして、情報交換を一定しますとともに、市のほうで行います河口での処理、これについても技術的な支援等について行ってまいりたいと考えております。


山本教育長:

 森議員の一般質問にお答えを申し上げます。

 私には、県立美術館につきまして、美術ラーニングセンターの検討状況等につきましてのお尋ねがございました。

 県立美術館につきましては、昨年度この議会でも大激論をいただき、基本構想をベースに整備に向けて方向性を出していただいたわけでございまして、本年度は、その基本構想をもとにして基本計画を策定するということといたしておるところでございます。
そのもととなっている基本構想の中では、例えば、さまざまな主体と共同して、いわば県民立の美術館にしていこうということでありますとか、あるいは、にぎわいを生み出す地域の拠点として、民間事業者のノウハウなども活用しながら、これは具体的にはPFIを検討していこうと、実施可能性についても検討していこうということ。
それから、また美術館を美術館だけのものではなくて、その効果を全県に波及するために、他の美術館などともしっかり連携していって、全県の美術振興の拠点となるような、そうしたものにしていこうということと加えまして、次代の鳥取県を担うような人材の育成に資するようなものにしていこうというようなことを柱にしておるわけでございまして、この美術ラーニングセンターは、いわばそういうこの県立美術館の大きな特徴を醸し出すものとして位置づけておるところでございます。

 子供たちと美術とのつながりをより豊かにしていく、そういうことを目的といたしまして、美術を通じた主体的、対話的で深い学びについての研究、あるいはその研究成果の蓄積の機能、あるいは蓄積したノウハウを通じて、学校現場での教育を支援していく、そうした機能、また、児童生徒の作品のアーカイブの機能などを持たせたいというふうに考えておるところでございます。

 議員から美術ラーニングセンターの機能について、何点か具体の御提案がございましたが、その検討状況の詳細につきましては田中理事監兼博物館長から御答弁申し上げたいと思います。
今、県立美術館では、美術振興課の中に2名の教育普及担当の専門員がおりますが、これは2名とも教員籍の職員でございまして、既にこの美術ラーニングセンターの機能の一部とも言える、例えば、美術作品を鑑賞するプログラムを開発して、それをもとにして館内外で美術ワークショップを開いたり、出前授業を展開するなどしておりますし、教員の研修も一部この博物館で行っているというような状況でございます。
こうした中には、既に対話的な鑑賞プログラムといったようなアクティブラーニング的な視点を取り入れた事業なども行っておるところでございます。

 その教育普及担当の専門員が今、中心となりまして、いわば準備室的役割を果たしながら美術ラーニングセンターについての検討を行っておるところでございますが、その際、小中学校の校長あるいはエキスパート教員、そうした方で構成する検討委員会というのを今、設けておりまして、この美術ラーニングセンターの具体的な機能につきまして、例えば、未就学児も含めたところで、児童生徒のためのプログラムはどうあったらいいかといったようなことについてのことでありますとか、あるいは美術館を身近に感じて、繰り返して訪れるようなことを意識づけるために、どういう仕組みを構築していったらいいかといったようなこと、あるいは教育センターと連携をして、教員に対する研修機会をどうやって提供していくかといったようなことにつきまして、これまでの博物館における取り組みにおける課題なども踏まえつつ、検討を進めておるところでございます。

 こうした検討結果を現在策定を進めております美術館の整備基本計画の案の中に盛り込んで、また皆様方にも御議論をいただきたいと思っておりますが、その中で、この機能あるいは役割、またその機能を果たすための必要な施設のスペース、そうしたものもあわせて示させていただきたいというふうに考えておるところでございます。


田中教育委員会事務局理事監:

 それでは、私のほうから、美術ラーニングセンターの機能について、教育長の補足の答弁を申し上げたいと思います。

 美術ラーニングセンターの機能につきましては、先ほど教育長が答弁したとおりでございますが、現在、学校現場の小中学校の校長であるとか、あるいはエキスパート教員、そして教育センターの職員などを含めます検討委員会を設けまして、その具体的な機能について検討を進めているところでございます。

 取り組みの柱といたしましては、美術を通じた学びについて、研究、蓄積とノウハウの提供を学校に対して行えるようなこと、あるいは、学校現場での授業の支援、具体的には、モデル的な教科指導案の作成あるいはその研修といったようなこと、そして、児童生徒の優秀作品のアーカイブ化なども含めました、その展示の展開、そういったようなことを柱にして取り組んでいけれたらということで検討しているところでございます。
これにつきましても、現在策定作業を進めております美術館整備基本計画の中で、このラーニングセンターの機能、役割について、具体的にお示しをしていきたいというふうに考えております。

 それから、御指摘のございました早期のプログラム開発ということでございますが、これも現在、博物館の教育普及事業として、さまざまな美術作品の鑑賞プログラムを学校に対して実施をしているところでございます。
ただ、このプログラムが、学校におけるその事前とか事後の授業であるとか、他教科との関連を含めたプログラムといったようになっているかというと、少し課題もあろうかなというふうに感じておるところでございまして、先ほど申し上げました検討委員会を継続的に持ちながら、教育センターとも連携をして、具体的なプログラムとして開発をしてまいりたいというふうに考えております。

 それから、教員の研修の機能の関係、それからボランティア育成について、これについても御指摘をいただきました。
学校の教員、特に小学校の教員が、図工や美術等の授業を通じて教科の指導力の向上を図っていくということは非常に大切なことだろうというふうに思っておりまして、新規採用の教員の美術館機能を活用した悉皆研修、こういったようなことを教育センターと連携をしながら取り組んでまいることを検討してまいりたいというふうに思っております。

 また、この教育プログラムを実施する体制として、現在、先ほど教育長も申し上げましたが、教員出身の教育普及担当が2名おりますけれども、少し美術館開館後の人員体制としては不十分ではないかなというふうに認識をしておるところでございます。
そのために、学校における教員定数等もうまく活用しながら体制の充実を図れないか、今後検討をしてまいりたいというふうに考えております。

 それから、ボランティアの育成についてですが、現在、美術館整備を進める中で、さまざまなワークショップについて、県民、市民の参加を募り、その素地づくりやノウハウの蓄積を通して人材の育成につなげていきたいというふうに考えてもおりますし、それから、近く県立美術館とともに歩む中部地区の協議会というものが立ち上がる予定でございまして、その中でも応援団として、サポーターやボランティアの制度づくりを地域で考えていきたいという、そういう動きもございますので、そういうところともうまく連携をしながら取り組んでまいれたらなというふうに考えております。

 そして、最後に、美術館の施設の中にワークショップのスペースや作品の展示のスペースといったような御提案もございました。
これにつきましては、現在検討しています基本計画の中で、具体的な美術館の機能、事業活動、事業運営計画に合わせて、このラーニングセンターの機能が最大限発揮できる施設のあり方を検討を進めているところでございます。
子供たちにとって有益な施設となるように検討を進めてまいりたいと思います。


森雅幹:

 それでは、まず、弓ケ浜の侵食の関係ですけれども、知事に丁寧に答弁いただきました。
昭和10年代のお話からずっと歴史的なお話をいただきました。

 私は昭和34年生まれです。
私がおばあさんに連れられて行った皆生海岸の思い出は、非常に長い長い砂浜があったと。
ですから、もう一旦失われた砂浜が戻ってきた状態のときの思い出であります。
それは、県が管理で突堤をつくってといったようなことで戻ってきたものなのだなというふうに、改めてちょっと感じているところですけれども。

 いろいろホームページとかを見てみますと、たたらが終わったことによって砂が流れなくなったのだみたいなことを書いてあるのですけれども、たたらが始まったのが中世以降とすれば、砂が流れたのが、それでは中世以降から2000年までという間でしか砂は流れていないのかといえば、そうではなくて、中世以降にこの境と島がつながったというわけではなくて、それ以前からつながっていたということを考えれば、たたらばかりではなかったのではないのかなというふうに、私はちょっと勝手に考えています。

 それで、だんだん工事をしてきているのですね。
最初は皆生をやって、その次は三柳をやってということで、だんだん北のほうに直轄工事区域は広がってきているのです。
それはなぜかというと、工事が終われば、すぐその隣の砂が持っていかれてしまうというと、こういうようなことです。
それで富益地区まで来て、富益地区が終われば、次は和田浜が今度はやはりやられるのではないかなと私は思っていまして、知事の答弁にもありましたが、今後も見守っていって、国に管理の移管をまた頼むというようなお話だったと思いますので、ぜひそういうことでお願いいたします。

 それから、河口閉塞対策ですけれども、米子市民にとって、この浜に住んでいる人たちにとって、これは本当に何十年、百何十年、もっともっと前からの課題なのですけれども、一応質問はやってみたのですけれども、難しいということですので、何らかの解決策があれば、またぜひお願いしたいということを言って、これについては終わります。

 それから、弓ケ浜の展望施設なのですけれども、先ほどもちょっとお話をしましたが、ここは本当に貴重な場所だと思うのですね。
私は、大学に行って初めて太平洋側に出たのですけれども、太平洋側に出て、初めてびっくりしたことは、月が海の上に出ているというのを初めて見て、これってすごいな、夜に月が見えると、海に見えると、そうやって光の道が見えて、それがゆらゆらゆらゆら揺れて見えるのですね。
私は静岡大学でしたので、静岡市と焼津との間に大崩海岸という有名な海岸がありまして、当時は150号線という国道があったのですけれども、その途中にかもめ館という喫茶店がありました。
デートのメッカであります、私も行きました。
これは、本当に崖の上に立っているレストラン、喫茶店だったのですけれども、そこから見える夕日もですし、それから夜景、それから月というのは非常にやはりロマンチックなものでした。
それが鳥取県にもあるということ、ぜひ皆さんも見ていただきたいと思うのです。
やはり、431は皆さん通るのですけれども、保安林があって、海の上にそういった状態が見えません。
魚釣りに行かれた人ぐらいしかやはり知らないのですね。
とてもいいところです。
ですけれども、そこには民間の皆さんは、何か物をつくったりはできません。
それは規制があるからです。
規制があるからできません。
できるのは、県しかないのですよ、県や国がつくるしか、そこにはできません。

 ですから、私が今回提案しているのは、ぜひこの問題を県の中でもちょっと検討していただいて、もし事業化できるものであれば、ぜひ事業化していただきたいということで、先ほども答弁をいただいていますが、ちょっと重ねて、ぜひ知事にもその時間帯に行って、見ていただいて、どういうものか、大山をバックに弓ケ浜の海の上を光の道はどうやって通っているかみたいなところをぜひ見ていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。


平井知事:(登壇)

 森議員から、弓ケ浜につきまして、重ねてお話をいただきました。

 海岸事業につきましては、これは本当に命や生活の根本基盤にかかわることでありまして、国のほうにも強く安全を求めてまいりたいと思いますし、事業の進捗を求めてまいりたいと思います。
その上で、漂砂の状況など、これは年々みんなで話し合って、サンドリサイクルの計画づくりなどもしておりますが、関係機関とも知恵を糾合して、和田のあたりの管理も含めて、適切に行われるようにフォローアップをしてまいりたいと思います。

 また、河川閉塞は、これは難しい課題だというふうに先ほどもお話を申し上げたところでありますが、ただ、手入れをしなければ、悪臭の原因になったり、いろいろと課題も生じるわけでありまして、パトロールをし、しっかりとやるべき除去作業をやるということに尽きるのかもしれません。
我々としても、沿線の方々、その地域の方々にも御協力も求めながら進めさせていただきたいと思います。

 展望台につきましては、おっしゃるように、すばらしい景観でありまして、白砂青松の松原というのは、もうこれは古来いろいろと景勝地としてあちこちにめでられるところでございます。
三保の松原であったり、また天橋立もそうでありますし、我が弓ケ浜のところも、そういう意味ではそれに負けない規模感、絶景があると。
しかも、私どもの場合は、神話をほうふつさせるような国引き神話の綱の上に立って、それでそれを結わえた大山を望むということができ、何か古代の国づくりの営みというものの浪漫を感じることすらできるわけであります。
夜あるいは朝方もそうでありますけれども、非常にきれいなところでございまして、それが多分、皆生海岸、皆生温泉などの魅力にもなっていると思いますし、境港の方々にとってもプライドのある光景だと思います。

 その海の上を光が通るという、そういう状況も、私もまた拝見をさせていただきたいと思いますが、これまでもあのあたり、例えば和田のあたりは拉致現場になっているものですから、海岸をずっと大臣と一緒に歩いたことが、実は1度、2度、3度、4度と何度も通わさせていただいております。
美しい海を見るにつけ、ここで松本京子さんがさらわれたということを頭に思い浮かべ、悲しみも起きるわけでありますが、ただ、それと同時に、目をみはるような美保湾の美しさ、それにも圧倒されるような思いがして、これが鳥取県内の中にもこうしたところが今もこうしてあり、また、変わらず波が寄せては返す、そういう情景があることに胸を打たれるものがございます。

 先ほどお話がございましたように、森議員も若きころは、ツバメ館にツバメとして飛んでいったのかもしれませんが……。
かもめ館、ツバメじゃなかった、カモメとして飛んでいったのかもしれませんが、そういうようなことで、ロケーションとしてはいいものがあると思うのですね。
それがまた、我々はちょっと公では判定できないところもありますので、民間も含めて、活用の余地があるかどうかは、よく協議をさせていただきたいと思います。


森雅幹:

 それでは、次に、美術館の問題に移ります。

 今回は美術館のラーニングセンターの質問をしてよかったなと改めて思っています。
お話を聞けば、学校長、小学校あるいは中学校の校長先生、そして美術、図工の先生ということで、検討委員会を5人ほどでつくっておられるということです。

 私が強調したいのは、登壇しても話したのですが、美術、図工に矮小化してほしくないということです。
今回の議会の中でも、お隣の福浜議員がアクティブラーニングの質問をされました。
それから安田議員も教育の必要性、どういった教育が必要なのだというようなお話をされました。

 知事の答弁の中では、アインシュタインの言葉を引いて、学校で教わったものを全て忘れたときに、残っているものが大事なのだと、それをその地域の社会の中で貢献していくことが必要なのだということがアインシュタインの言葉だというようなことも引かれて、答弁で出されました。

 私も、このいわゆるアクティブラーニングがそれにつながるものだというふうに思っていまして、今、教育が大きく変わるときに、美術館を使って、ぜひその機能をこの美術ラーニングセンターに、美術、図工に矮小化することなく、全ての教科に通ずる、アクティブラーニングセンターという言葉を言いましたけれども、という形でやっていただきたい。
先ほど田中博物館長の答弁の中には、ほかの教科に影響がないというか、ほかの教科に通ずるものになっていない可能性があるので、ちょっと検討したいという言葉はあったのですけれども、もっと拡大をして、その美術、図工から私はもっと離れて、美術作品を使ってプログラムはつくるのですけれども、検討していただくのは、ほかの教科の先生方に検討していただきたい。

 要するに、美術、図工の話ねという形にはしてほしくないのですね。
要するに、例えば、全ての小学校、中学校から来ていただくということで予算措置はするわけですけれども、現場の小学校は授業時間がないので、美術、図工の時間はとれませんという形で、幾ら予算があっても、美術館には行かないわということになってしまうのですね。
そうではなくて、私は、全ての教科に通じるアクティブラーニングのものなのだということで来てもらうということになっていかなければいけないのだと思っていまして、これから具体化していくのですけれども、美術、図工に矮小化しないというところについての現在の状況と今後どう検討されるのか、ちょっと教育長の見解を求めます。


山本教育長:

 森議員から重ねて御質問を賜りました。

 アクティブラーニングは、これは一つのやり方ということなのですけれども、今は文部科学省はそのやり方ということではなくて、そういうやり方ということにこだわられると困るので、自立的、対話的で深い学びという言葉に置きかえて言っているのです。
おっしゃるように、それは美術という一つの表現の手段として、そういう世界があるわけですけれども、そこで単に表現の一つとして、描くという、美術作品をつくるという、そういう学びだけではなくて、それを通じてさまざまな学びができるのではないかなというふうに思っています。

 今、例えば、企業などが美術館に研修に行かせるような動きも出てきていまして、それは何かというと、企業というのは、ある一つの答えをどうしても見つけて、それに向かって取り組んでいこうということになりがちなのですけれども、必ずしも答えがある世界ばかりではないよというのを美術館に行って職員に学ばせるといったような取り組みもあるわけでして、そうした意味で、幅広く主体的、対話的で深い学びがこの美術館を使ってできるのではないかなというふうに思っています。

 ただ、美術館だけで主体的、対話的で深い学びをみんなが実現できるわけではなくて、それはやはり、あり方の一つとして美術館を使うということなのだろうというふうに思っていまして、そうした意味では、教科を図画工作、それに限定することなく、幅広く、例えば社会で使うというようなことも含めて、この中では検討できればというふうに思っているところでございます。


森雅幹:

 前にも質問の中で言ったことがあるのですけれども、私が少なくともこれまで受けてきた教育というのは、読み書きそろばんだと言われていて、私も泣きながらそろばん塾に通いました。
5級に4回落ちて、5回目に通ったという、本当に。
それで4級は1回で通って、もうそこで諦めましたけれども、計算することだということですよね。
本当は、私はそうではなくて、読み書きそろばんではなくて、読み書き話すなのですよね、話すということが全く私の受けてきた教育の中では抜け落ちていたのですよ。

 話すということは何かといったら、自分が考えていることを系統立てて人に伝えることですよね。
このことは全く抜け落ちていて、それがなかなかできなくて、多くの人もまたそれができない状態になっておるのですね。
その美術館を使って、各教科でもそうなのですけれども、自分が思っていることを人に伝えて、それを、美術作品ですから、答えがありませんから、間違いだなんていうことはないわけですよね、全部正解ですから、だから、それを肯定してもらえる。
自分の考えが独自のものであっても、それが肯定してもらえるというのが物すごいプラスになっていくわけですよね。
ほかの教科の中でも全部それが同じような形でやっていけるということのいい例に、美術館の美術作品を使ってのプログラムということが、その意味で重要だと思っているのです。
ぜひそれを、何回も同じことを言うのですけれども、開発するに当たって、今は、美術、図工の先生と校長先生ですけれども、美術、図工の先生ではなくて、違う先生でそれをやってほしい、題材は美術作品なのだということでやってほしいということなのですけれども、ちょっともう一回お願いします。


山本教育長:

 森議員から重ねて御質問がございました。

 美術あるいは図画工作、そうしたことだけではなくて、ほかの教科の教員もこうしてアクティブラーニングというか、この主体的、対話的で深い学びをどんな格好でこの事業展開をしていくかということを考える中で、非常に参考になるプログラムであろうかというふうに思っていますので、そうしたプログラムを開発するときにも、教科を図画工作、美術に限定することなく、もう少し幅広い視点で議論ができるような、そんな体制も考えてみたいと考えております。


森雅幹:

 私は、きょう結論が出るものではと思っていませんで、きょうは提案をして、ぜひ検討をしていただきたいということで、この後は、深入りはちょっとやめますが。

 それで、美術館としては、全小学校から来てもらうということなのですね。
そこに、やはり先ほども言ったように、来てください、来てくださいといったって、学校は忙しいという学校の立場があります。
それに対抗するためには、よりよいプログラムができて、あそこに行ったらいいぞと、美術館に連れていったら、もう美術館で学芸員さんとボランティアさんで全部お任せで、子供たちは、もうクラスの中では見たことがないほど顔が生き生きして、何かクラスでは全然発言したことのない子供がしゃべって、何か言っているというようなことまで起こっていく。
そして、そういうプログラムを開発して、どうぞという形でやってほしいのですね。
全部来いなどということを言ったって、それは来ませんから。
そうではなくて、本当にソフトがいいものということをぜひやっていただきたいということをちょっと申し添えておきます。

 それで、予算的には、全ての小学校からという、その一つの学年がということなのですけれども、やはり、2回目、3回目に来てもらうということは非常に重要なことだと思っていまして、どうやって2回目、3回目に来てもらおうとするのかといったことは非常に重要だと思っているのですが、どういう検討をしておられるのか。

 それから、またいろんな企画展を今後やっていくのですけれども、当然小中学校、高校も通じて、いわゆる割引券みたいなもの、あるいは親子券みたいなものを配られると思うのですけれども、何かそういうようなものを企画されているようなことがあるのかということについて伺います。


山本教育長:

 森議員から重ねて御質問をいただきました。

 アクティブラーニングにつきましては、いろいろこれから今後検討を深めてまいりたいと思っておりますし、今、美術館のことを考えていますけれども、美術館だけでその子供たちの移動を考えているわけではありませんでして、もっと幅広く、せっかく中部に美術館ができるといった場合に、その中部の周辺の施設なども含めて、いろんな仕掛けを考えていく必要があるのではないかなというふうに思っております。

 また、2回目、3回目に来ていただくための仕掛けをどう考えているかということですが、実は、まだ詳細は詰めているわけではなくて、いろんな美術館の取り組みなどを参考にさせていただきつつ検討をしているところですけれども、例えば、金沢の21世紀美術館では、これはアートバスというのを持っておられて、このバスは無料で送迎をするわけですけれども、石川県内の走行距離が250キロ以内だったらどこでも迎えに行きますよというような、そんな仕掛けも考えておられるところもあるように聞いておりますし、そうしたことなども含めて、少しこれは知恵を絞らなければならないなというふうに思っております。

 また、繰り返し来ていただくためのもう一つの仕掛けとして、私も視察をする中で、兵庫の蓑館長にもお会いしたのですけれども、蓑館長が金沢の美術館長になられたときに、子供たちが最初に3年生なりが来る。
そのときに、ずっと絵を見て回って、最後に、次の招待券がついたものを配って、持って帰ってもらうと。
それで、そこには御両親と一緒に来ても無料になりますよというようなことがその招待券の中に入っている。
次は、両親とともに子供たちがまた訪れると、そんな中で子供たちが自分の好きな絵を両親に、保護者の方に説明をするような、そんな誇らしい姿もよく見たのだというようなことを聞いていますので、そんな仕掛けもあるのかなというふうに思いながらそのときにお話を伺ったわけでございますが、そうしたことなども含めて、さまざまこれも知恵を絞ってまいりたいというふうに考えております。